6243/6244は、幅広い発生・測定範囲を 持った直流電圧・電流源/モニタです。
発生分解能4½桁、測定分解能5½桁の高確度と各種掃 引機能に加え、最小パルス幅1msのパルス測定機能により、半導体その他電子部品の研究開発での評価用電 源から特性試験システム用の電源として幅広くお使いいただけます。
● 幅広い発生・測定範囲
電圧:0~±110V、電流:0~±2A(6243)
電圧:0~±20V、電流:0~±10A(6244)
● 5½桁分解能1μV/100pA(6243)、1μV/1nA(6244)の測定が可能
● 最小パルス幅1msのパルス測定
● シンク可能なバイポーラ出力
発生、測定のファンクション指定により、電圧発生/電流発生、 電圧測定/電流測定/抵抗測定が選択可能。
発生モードはDC、パルス、DCスイープ、パルス・スイープの4種類をもっており、さらにスイープはリニア、ログ、ランダム(ユーザ・プログラミングで任意の波形発生)の3種類のスイープ・タイプがあります。
外部コントローラとのデータのやりとりなしに、デバイス試験に必要な発生パターンを発生し、その測定結果を試験終了後メモリから読み取ることができます。ただし、極性をまたぐパルス発生はできません。
パルスおよびスイープ動作では、発生と測定のタイミングが同期しており、発生値印加から指定された時間経過後の測定が行えます。メジャ・ディレイ(Td)の設定により、ストレス試験のようなパルス印加終了から一定時間経過後の測定が可能です。
電圧発生、および電流発生のレンジ切換は、レンジ切換の間、出力をゼロに落とす事なく、切換前の出力を維持します。これによって、出力に不連続点が発生せず、ヒステリシスをもつデバイスや誘電率の高いデバイスへの悪影響を低減することができます。
電源性能の基本は、発生電圧/電流の正確さとこれに重畳するノイズ量です。本器は、ノイズを極力抑えた設計になっており、直流増幅器などの入力信号や電源ノイズが問題になる場合に有効です。
リニアICや光デバイス、移動体通信用増幅器などの電源に最適です。
6243 | 6244 | ||
発生桁数 | 4½桁 | ||
出力方式 | バイポーラ | ||
最大出力(上) 最小分解能(下) |
電圧 |
±110 V/0.5 A |
±20 V/4 A |
10 μV | 10 μV | ||
電流 |
±2 A/32 V | ±10 A/7 V | |
1 nA | 10n A | ||
測定桁数 | 5½桁 | ||
基本確度(代表レンジ) | 0.03 % | ||
最小測定分解能 | 電圧 | 1 μV | 1 μV |
電流 | 100 pA | 1 nA | |
パルス印加/測定 | 可 | ||
最小パルス幅 | 1 ms | ||
インタフェース | GPIB |
※ 上記に入力しきれていない仕様および注釈等がございます。詳しくは『資料ダウンロード』よりカタログをダウンロードしてお確かめください。
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