エーディーシーの歩み

エーディーシーは、50年以上に亘って培ったアナログ計測技術を基本にデジタル技術を融合させ、電気量・物理量を正確に測定するマザー・テクノロジーを開発し、最先端技術に寄与する計測器を数多く提供してまいりました。
エーディーシーは50周年を迎えます

1971~1980

日本マクドナルド1号店が銀座で開業。あさま山荘事件。第1次オイルショック。サイゴン陥落でベトナム戦争終結。ロッキード事件。巨人の王貞治、世界新記録の756号本塁打。インベーダー・ゲームが大流行。池袋に「サンシャイン60」が開館。「竹の子族」登場。

1971年(昭和46年)

  • 埼玉県和光市にタケダ理研工業㈱(現㈱アドバンテスト)の応用特器課を引継いでタケダシステム㈱(代表取締役社長 後藤 三男、現㈱エーディーシー)として独立。

1973年(昭和48年)

  • 超微少電流計シリーズの設計、製造を開始。
  • 測定制御システムに、ミニコン/マイコンの応用を始める。
  • NC工作機械向け表示器を中心に事業拡大。

1975年(昭和50年)

  • 唐澤 一夫が代表取締役社長に就任。

1977年(昭和52年)

  • デジタル・パネル・メータTR6930シリーズを発売。
  • ROMプログラマの製造を開始。
  • コードレスの微少電流計TR8642を発売。

1979年(昭和54年)

  • 木村 正信が代表取締役社長に就任。
  • デジタル式振動容量型電位計TR8411/8401を発売。
  • FPLAプログラマT310/29と同時多数個ROMプログラマT310/28を
    発売。
TR8411

1980年(昭和55年)

  • 電子工業振興協会より次世代機能を持つROMプログラマに関する研究テーマを受託。

1981~1990

「なめネコ」ブーム。日航機羽田沖墜落事故。ドラマ「おしん」が人気に。エリマキトカゲブーム。科学万博つくば85が開催。「チャレンジャー号」爆発事故。国鉄分割民営化で「JR」誕生。青函トンネルが開通。東西ドイツが統一。新しい元号「平成」がスタート。

1981年(昭和56年)

  • ポータブル・エンジニアリング用ROMプログラマTR4940を発売。
  • 電子工業振興協会から受託研究したROMプログラマをベースにTR4946/4947として商品化。
  • 半導体用測定システムへの取り組みを目指してジョセフソン素子用テスタを開発・発売。
TR4940 ROMプログラマ

1983年(昭和58年)

  • 簡易型直流電圧電流ジェネレータ(TR6142)とデータ・ロガーを開発し、新規分野に参入。
簡易型直流電圧電流ジェネレータ TR6142

1984年(昭和59年)

  • 技術開発体制の拡充のため、埼玉県東松山工業団地内の新社屋に全面移転。

1985年(昭和60年)

  • 開発設計用EPROMプログラマTR4943と高速同時コピー機能を持つROMプログラマTR4948を
    同時発売。
  • ROMプログラマで国内トップシェアを確率。
高速 同時コピー機能を持つROMプログラマTR4948

1986年(昭和61年)

  • ソケット・アダプタ方式による1Mbit対応のEPROMプログラマTR4944を発売。
  • 半導体や電子部品などの自動試験システム用ユニバーサル・スキャナR7210を開発・発売。
ユニバーサル・スキャナ R7210

1987年(昭和62年)

  • ワイドレンジで測定機能付きの電圧電流発生器TR6143を発売。
  • VAXコンピュータを導入しソフトウエア開発環境の整備、充実を図る。
電圧電流発生器 TR6143

1988年(昭和63年)

  • 電子部品や新素材の研究・開発・評価用の絶縁抵抗計R8340/8340Aを発売。
  • 高速スキャンが可能なデータ・ロガーR7430シリーズを発売。
絶縁抵抗計R8340/8340A を発売

1989年(平成元年)

  • プログラマブル直流電圧電流源シリーズ強化のためにバイポーラ出力が可能な
    電圧電流発生器R6145を発売。
  • 最大8Mbitの多品種PROMに書き込み対応した高速EPROMプログラマR4945を
    発売。
プログラマブル電圧電流源 R6145とデジタル・マルチメータ

1991~2000

湾岸戦争。ボスニア紛争。サッカー「Jリーグ」が開幕。世界初の人工島の海上空港となる、関西国際空港が開港。阪神・淡路大震災。プリクラが大流行。イギリスから中国に香港が返還。長野オリンピックが開催。東海村JCO臨界事故。シドニー五輪で高橋尚子らが活躍。

1990年(平成2年)

  • 竹下 晋平が代表取締役社長に就任。
  • 静電気による半導体素子の破壊耐量試験に最適な自動ESD(静電気放電)オート・シミュレータ
    R2151を開発・発売。
自動ESDオート・シミュレータ R2151

1991年(平成3年)

  • 脱フロン対応の評価用としてプリント基板などの絶縁抵抗評価システムR2821/2822を開発・発売。
絶縁抵抗評価システム R2820シリーズ

1992年(平成4年)

  • 多チャンネルのデータ集録に適したポータブル・ロガーR7326を発売。

1993年(平成5年)

  • 社名を「株式会社アドバンテスト エーディ(略称:ADC)」に変更。
  • 中山 充宏が代表取締役専務に就任。
  • 電池の充放電試験に最適なCC(定電圧/定電流)電源R6740を開発・発売。
  • 最大16チャンネル同期測定機能付の直流電圧電流発生器R6245/6246を開発・発売。
  • 2入力デュアル表示機能の5½桁低価格デジタル・マルチメータR6452を開発・発売。
定電圧/定電流 電源 R6740

1994年(平成6年)

  • MOSユニバーサル・プログラマR4932を開発・発売。
  • 8½桁表示で高速サンプリングのシステム用デジタル・マルチメータR6581を開発・発売。
6581 デジタル・マルチメータ Digital Multimeter

1995年(平成7年)

  • 津澤 保が代表取締役社長に就任。
  • ㈱アドバンテストの社内WANに接続し、アドバンテスト・グループとのコミュニュケーション体制を拡充。
  • 電池市場向けに、個別設定可能なマルチチャンネル・パワーソースR6741を開発・発売。

1996年(平成8年)

  • 䑓 孝が代表取締役社長に就任。
  • 高速MOS GANGプログラマR4953を開発・発売。
ギャング・プログラ マ R4953

1997年(平成9年)

  • 多機能の5½桁デジタル・マルチメータR6552を開発・発売。
R6552

1998年(平成10年)

  • ISO9001認証取得。
  • 5½桁デジタル・マルチメータR6552T-Rを開発・発売。
  • GMRヘッド向け低電圧抵抗測定デジタル・マルチメータR6552Lを開発・発売。
  • 電圧電流発生器R6243を開発・発売。
ISO9001の認証書

2000年(平成12年)

  • 稲葉 勇が代表取締役社長に就任。

2001~2010

アメリカ同時多発テロが発生。FIFAワールドカップ日韓大会が開催。イラク戦争開戦。スマトラ島沖地震が発生。「愛・地球博」が愛知県で開幕。WBC、王ジャパン初代王者に。第1回東京マラソンが開催。リーマン・ショック。「はやぶさ」が地球に帰還。

2001年(平成13年)

  • 高分解能測定機能付の直流電圧電流発生器R6244を開発・発売。

2002年(平成14年)

  • 低価格の直流電圧電流発生器R6240Aを開発・発売。
  • 高分解能測定機能付のデジタル・エレクトロメータR8252を開発・発売。

2003年(平成15年)

  • ㈱アドバンテストから、MBO方式により全株式を当社経営陣と投資機関が譲受。社名を「 株式会社エーディーシー」(略称ADCMT)に変更。

2004年(平成16年)

  • 光パワー・メータQ8230を開発・発売。
  • 高速デジタル・マルチメータ AD7451A/7461A を開発・発売。

2005年(平成17年)

  • 低価格デジタル・マルチメータADCE7351A/Eを開発・発売。
  • 光パワー・メータADCE8230E/8250Aを開発・発売。

2006年(平成18年)

  • 大阪に関西営業所(現西営業所)を開設。

2007年(平成19年)

  • 自社ブランド「ADCMT」での販売を開始。
  • ツイン・デジタル・マルチメータ7352A/Eを開発・発売。
  • 名古屋営業所を開設。
  • 光スペクトラム・アナライザ8341の販売を開始。

2008年(平成20年)

  • コールセンター業務とカスタマサポート(修理)業務を開始。
  • 直流電圧・電流源/モニタ6241A/6242を開発・発売。

2009年(平成21年)

  • システム・ユースのデジタル・マルチメータ7470を開発・発売。
  • 計測標準・校正業務の開始。

2010年(平成22年)

  • 標準電源で5½桁の6156と6½桁の6166を開発・発売。
  • Ptセンサで温度が測定できるDMM7461Pを開発・発売。
  • 太陽電池や二次電池試験用のシステムを開発・販売。
  • 標準器室を東松山事業所に開設。

2011~2021

東日本大震災。東京スカイツリーが開業。富士山が世界文化遺産に登録。ソチ五輪フィギュアで羽生結弦が金メダル。熊本地震が発生。パンダ「シャンシャン」が公開。大坂なおみがテニス全米オープンで初優勝。ラグビーワールドカップ日本大会が開催。新元号「令和」を発表。

2011年(平成23年)

  • 通信用レーザーの光波長が測定できる光波長計8471を開発、発売。

2012年(平成24年)

  • JCSS校正事業者に登録される。

2013年(平成25年)

  • 直流電圧・電流源/モニタの6247C/6247Gを開発、販売。
  • エクステンダ方式のスキャナ3100開発。
  • JCSS校正サービスの範囲を拡大。
  • 絶縁材料や半導体の試験が可能なデジタル超高抵抗/微少電流系5450/5451を
    販売開始。
デジタル超高抵抗 / 微少電流計 5450/5451

2014年(平成26年)

  • 直流電圧・電流源/モニタの6240Bを開発、販売。

2015年(平成27年)

  • 持田 博史が代表取締役社長に就任。
  • 世界最高水準の直流電圧標準器を産業技術総合研究所と共同開発。
直流電圧標準器

2017年(平成29年)

  • 4チャンネルの機能を搭載した小型SMU6540/6541を開発、発売 。
4ch 計測電源 6540/6541

2018年(平成30年)

  • 5½桁の低価格デジタル・エレクトロメータ5350を開発、発売。​​​​​​​
デジタル・エレクトロメータ 5350

2019年(平成31年)

  • モジュラ・タイプの微少電流/高抵抗測定器(IRメータ)を開発、発売。
  • 8½桁の高分解能デジタル・マルチメータ7481を開発、発売。
4000シリーズイメージ

2020年(令和2年)

  • 5½桁の発生と6½桁の測定で高精度な直流電圧・電流源/モニタ6253を開発、発売。
直流電圧・電流源/モニタ 6253

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