直流電圧/電流発生器
6146 / 6156

  • 広ダイナミック・レンジの電圧/電流発生範囲
    6146 電圧:0~±32.000 V 電流:0~±220.00 mA
    6156 電圧:0~±32.0000 V 電流:0~±220.000 mA
  • 高分解能の電圧/電流発生
    1 μV/100 nA (6146), 100 nV/10 nA (6156)
  • 高確度保証 (1年間保証)
    基本確度:電圧±0.025 % (6146), ±0.015 % (6156)
                   電流±0.03 % (6146), ±0.02 % (6156)
  • 複数台の同期運転が可能
  • JISに基づく熱電対の熱起電力発生機能搭載 (6156)

6146/6156は半導体、電子部品・モジュールの研究・開発での特性評価や生産ラインでの特性試験、メータや計測器などの校正用に最適な精密電圧/電流発生器です。
本器は、エーディーシーが長年の実績を持つ高精密な電圧・電流発生回路技術により設計された製品で、広ダイナミックレンジ、高分解能、高確度、低出力ノイズを実現し、より信頼性の高い、高スループットの計測システムを構築することができます。
また、スタンドアロンでの使用や、自動計測システムへの組込を考慮した機能を多く採用し、ユーザの使い易さを向上させています。
さらに、JISに基づいた各種熱電対の熱起電力発生機能を持っていますので、温度計などの校正が容易にできるようになりました。

特長


広ダイナミック・レンジの出力範囲電圧・電流発生モード

6146/6156は、 ±32V、±220mA範囲でのソースおよびシンク可能なバイポーラ出力です。バイポーラ方式の出力アンプであるため、マイナス出力からプラス出力までゼロをクロスしての連続可変出力が可能です。

6146/6156出力範囲

高速レスポンスと低ノイズの電圧/電流出力

※画像クリックで拡大されます。

6146/6156 の出力電圧/電流のレスポンス時間は従来機に比べ大幅に短縮し、最終値の±0.1% に入るまでのセットリング・タイムは10 ms 以下を実現しました。従って、部品やモジュールの特性評価時間や自動試験でのタクトタイムを大幅に短縮できます。

また、出力ノイズは、100 μVp-p(30 Vレンジ、DC〜100 Hz帯域) と低ノイズ設計を行っており、半導体や各種センサなどでの特性評価での測定信頼性を高めることができます。

自動試験に最適なサスペンド機能内蔵

電子部品やモジュールの自動試験装置において、デバイスの交換時にはDUTへの不要な電圧が印加されないように出力リレーをオープンとする「スタンバイ」状態への設定が必要です。この「オペレート」と「スタンバイ」の状態を繰り返すと出力リレーのON/OFF 動作が必要で、出力リレーの寿命に大きく影響します。

6146/6156は、リレーの切替なしに出力OFF状態を「ハイ・インピー ダンス(HiZ)」(出力リレーON、高抵抗状態)と「ロー・インピーダンス(LoZ)」(出力リレーON、低抵抗状態)に保つサスペンド機能を持っており、「スタンバイ」(出力リレーOFF)状態と合わせて3つの状態から選択することができます。

この機能により出力リレーの長寿命化とシステム・スループットの向上に寄与できます。
また、電池など電圧発生デバイスの試験では接続時に発生する過渡的な電流を防止することができます。

サスペンド機能

複数台の電圧/電流発生器やDMMとの同期運転

電子デバイスやモジュールなどの試験では複数系統の電圧印加を必要とする場合があります。この場合、DUTに印加される電圧は印加タイミングを同期して可変することが必要となります。
6146/6156では複数台の発生器の同期運転ができます。
OPERATE/STAND-BYのタイミング信号および電圧可変のタイミング信号を1台のマスターから他へ接続することにより実現しました。

また、電圧印加後デジタル・マルチメータなどで電圧測定を行う場合も、電圧印加と測定タイミングの同期をとることができるため、最小待ち時間の自動計測システムを構築できます。 

6146/6156同期運転

複数台の6146/6156で信号を同期して出力するために同期制御用の信号ラインを持っています。 これらの制御信号を用いて3台の6146/6156のスイープ動作を同期させる例を示します。 【マスター】の"SYNC OUT", "OPERATE IN OUT"信号を【スレーブ】の"TRIGGER IN", "OPERATE IN OUT"へ接続することにより複数台の同期運転が可能となります。

HI/LOリミッタを個別設定可能

電圧および電流の発生時には接続デバイスを保護するためにリミッタ機能は重要です。
電圧発生時には出力電流を制限するための電流リミット機能、電流発生時には追従電圧を制限するための電圧リミット機能となります。
6146/6156では電圧および電流リミッタでのリミット値設定レベルをそれぞれ2個持ち、個別の設定が可能です。

【バランス・モード】
6146/6156バランス・モード

HIリミット値”と“LOリミット値”を 同じ値で設定可能

【セパレート・モード】
6146/6156セパレート・モード

“HIリミット値”と“LOリミット値”を 異なる値で設定可能

使い易い操作パネル

発生する電圧/電流の値の設定は、フロントパネルからキー・ス イッチによる直接入力の他、任意の桁を指定してロータリー・ノ ブや「↑」「↓」キーによって連続して可変(増減)ができます。 従って、デバイスの入出力特性測定などのチェックやワンタッチの キー操作で測定を行うことができ、操作性が大幅に向上します。

6146/6156操作パネル

熱電対の熱起電力出力機能(6156のみ)

6156は熱電対の熱起電力をJISテーブルに基づいて発生する機能を持っています。熱電対の種類を選択し、発生させたい温度を入力することによって、設定した温度に対応する電圧が出力されます。
熱電対の種類はT, J, E, K, S, R, B, Nの8種類が用意されており、JISC1602-1995およびJISC1602-1981を選択可能にしています。NタイプはJISC1602-1995のみです。
基準接点補償は0 ℃と任意温度(ユーザ入力)が可能です。
この機能により温度計や計装装置の温度校正が可能となります。

6156熱起電力出力

6156の熱起電力出力機能は 各熱電対の温度-熱起電力 のリニアライズ機能を内蔵し ているため、6156に校正した い温度を設定するだけで温度 計の校正が簡単に行えます。

外観


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