微少電流/高抵抗測定器（IRメータ）の新ユニットを発売

株式会社エーディーシーは、このたび電子部品の生産ラインで活躍する高スループット試験が可能なモジュラ・タイプの計測器、「多チャンネル微少電流/高抵抗測定器（IRメータ）」に新規ユニットを開発し、販売を開始しました。
小型の筐体に2スロットを搭載可能にしたメインフレーム「4000」用の1チャンネルIRメータ・ユニット「40051」に「40053」を、2チャンネルIRメータ・ユニット「40052」に「40054」を追加しました。

部品市場の生産ラインでのタクト向上に必要不可欠なライン用の計測器は、測定のスピードアップ、多チャンネル化、省スペースなど各社のラインに最適な機能が常に要求されています。

「40053」、「40054」の電圧発生回路は「40051」、「40052」と同様にSMUの発生技術を使用しており、300 Vのセットリング・タイムが4.1 msと高速かつオーバーシュートがない、電流リミッタからの回復時間が早いことが特徴です。
また、「40051」、「40052」と同じく大容量キャパシタの絶縁抵抗に最適な入力抵抗が一定の積分方式の電流計、0.1 pF分解能のコンタクト・チェック機能などを搭載しています。MLCC（積層セラミックチップコンデンサ）、コイル、フィルタなどの電子部品でJIS規格に対応した250 Vでの絶縁抵抗測定が可能となります。
本器はモジュラ・タイプの構造を採用していますので、メンテナンス時のダウンタイムも大幅に改善することが可能です。