ご使用中の製品に対し品質および信頼性の維持を図ることを目的に行うもので、校正後の製品には、校正ラベルを貼付し品質を保証いたします。なお、校正作業中に故障が発見された場合は、前述の引取り修理にて修理をいたします。
引取り校正には、以下のメニューがあります。
(1) 製品のモデルごとに決められた定額料金による定額校正。
(2) 定額料金が設定されていない製品の校正。
校正品のお引取りにつきましては、『引取りサービス』をご確認下さい。
定額校正料金が設定されている製品
(1) 当社にて設定した標準校正作業により信頼性の高い校正作業を定額で行います。
校正作業には下記の2種類があります。
・標準校正
・前後データ付校正
詳細は、『校正サービスの種類』をご参照下さい。
(2) 定額校正料金の内訳
・点検・調整作業の技術料金
・校正作業の技術料金
・校正データ、校正証明書、トレーサビリティ体系図
定額校正料金が設定されていない製品
当社にて設定した標準校正作業により信頼性の高い校正作業を行いますが、機種により校正サービスのない場合がありますので、お問い合わせ下さい。
(1) 定額校正料金が設定されていない製品の校正料金の内訳。
(a) 技術料金
(2) 料金内容
(a) 技術料金
作業の実績時間にもとづき、1時間あたり13,000円を請求させていただきます。 実績時間は、30分単位で算出し30分未満は切り捨てます。ただし、1時間に満たない場合は1時間分の技術料金を最低技術料金とさせていただきます。
校正サービスをご依頼の際、お客さまのご希望によりデータ作成部数の追加をお請けいたします。データ作成料金は下記の通りです。
部数の追加:1部 1,000円
校正完了、ご納品後の各種書類の追加発行料金は下記の通りです。追加発行期間は校正実施日から1年間です。
⑴ 試験データ:2,000円
⑵ 校正証明書(トレーサビリティ体系図を含む):5,000円
引取りサービス
お客様からのご依頼により、修理・校正の定額料金をご了解いただきましたご依頼品につきましては、弊社指定便が専用コンテナを持参して、お引取りに伺います。
(1) お客様の梱包は不要です。梱包されている場合は別途ご連絡下さい。
専用梱包箱に入らず未連絡の場合、別途実費をご請求申し上げます。
(2) ホームページよりご依頼下さい。
(3) 当日15時までの受付分は翌営業日お引取り。
上記以外のお引取り
当社への修理・校正品ご送付の運送費はお客様のご負担とさせていただきますので、引取りサービスをご利用下さい。
修理・校正完了納品時、航空便や特別便をご希望の場合やシステム製品等の重量品の場合には、別途費用がかかりますのであらかじめお問い合わせ下さい。
(1) 標準校正
主な機能および性能の診断を行い、当社規定値による最適値調整後、校正データを取得します。
(2) 前後データ付校正
主な機能および性能の診断を行い調整前の校正データを取得します。良否判定を行い、否の場合にはお客様にご連絡し、
その後弊社規定値による最適値調整後、校正データを取得します。
作業内容および添付書類 | 校正の種類 | ||
標準校正 | 前後データ付 | ||
校正作業 | 調整前データの取得 | ー | 〇 |
調整後データの取得 | 〇 | 〇 | |
規格に対して最適調整 | 〇 | 〇 | |
添付書類 | 調整前データ | ー | 〇 |
調整後データ | 〇 | 〇 | |
校正証明書 トレーサビリティ体系図 |
〇※1 | 〇※1 | |
校正ラベル | 〇 | 〇 |
(1) 依頼品確認
① 外観、付属品、添付書類確認 ⇒ 現品と依頼内容に差異がある場合はお客様に連絡
② 入荷品の設定確認および記録(校正・修理完了後の返却時、同一設定条件に戻す為)
(2) 標準校正の作業手順
① 入荷品の動作点検 ⇒ 問題ない場合は通電、エージング
⇒ 動作に異常が確認されたらお客様に報告(修理見積り提出、着手待ち)
② 最適調整(ズレを最小にする合せ込み)⇒ ズレ大の場合はお客様に修理発生を報告
③ 翌日、測定値に変動が無いことを確認 ⇒ 問題無しの場合、データ取得する
⇒ 間題有りの場合はお客様に修理発生を報告
④ 試験成績書、校正証明書の書類作成およびトレーサビリティ体系図を含め3点の書類を標準添付
⑤現品に校正証ラベルの貼付
(3) 前後データ付校正の作業手順
① 入荷品の動作点検 ⇒ 問題ない場合は通電、エージング
⇒ 動作に異常が確認されたらお客様に報告(修理見積り提出、着手待ち)
② 前値データ取得 ⇒ 規格内の場合、お客様要望によりこれを試験値とし、「標準校正」に変更も可
⇒ 規格外の場合
i ) 経時ズレ ⇒ 必要に応じてお客様に最適調整で修復可能を報告
ii ) 部品不良 ⇒ お客様に修理発生報告(修理見積り提出、着手待ち)
③試験成績書(前値)作成
④ 最適調整(ズレを最小にする合せ込み)⇒ ズレ大の場合はお客様に修理発生を報告
⑤ 翌日、測定値に変動が無いことを確認 ⇒ 問題無しの場合、データ取得する
⇒ 問題有りの場合はお客様に修理発生を報告
⑥ 試験成績書(後値)、校正証明書の書類作成およびトレーサビリティ体系図を含め4点の書類を標準添付
⑦ 現品に校正証ラベルの貼付
当社製品の修理・保守や技術・取扱いに関する様々なお問い合わせをお受けいたします。
計測器について熟知したエンジニアが応対し、原則1営業日以内に回答いたします。
〒355-0812 埼玉県比企郡滑川町大字都77-1
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